★A&C9280 7つの薔薇のアイボリークロスペンダント W44,H70.2(バチカン含まず),T11mm(9.7g) / sold 本象牙製 送料:宅配便送料無料(3万円以上) 【送料ページはこちらをクリックしてください】 【ご注文方法はこちらをクリックして下さい】 近代ヨーロッパで象牙産業の栄えた場所は、ドイツのエルバッハとフランスのディエップであるというのは通説のようだけれど、今やそういった素晴らしい彫刻の腕を持つ職人は、絶滅に等しい。ディエップで象牙彫刻家を訪ねたことがあるが、紙のように薄く削った象牙で船の帆を張る、その細密な仕事に似つかわしくない、陽気な初老の大男は、自分を世界でもうたったひとりのイヴォワリエ(象牙職人)なのだと語った。 7つの薔薇が連なる十字架のペンダント。象牙細工としては、決して小さくはないが、大きすぎることもないほどよさで、12、3ミリほどの幅の十字に薔薇が咲いている。 たいていの場合、細工が細かくなると、破損を避けるためにできるだけ厚い花弁での表現に偏る傾向があるが、(だからといってそれで美醜が決まるわけでなく、あくまでも表現方法の差なのだけれど)この7つの薔薇はどれも同じだけ、薄く、高く花弁を広げる。欠けがないのが奇跡とも思えるほど、無謀なデザインだ。この無謀な奇跡?が成せたのは、この象牙細工がデッドストックだからに他ならない。昔の象牙細工の工房か、お店から出てきた品のようである。 百年昔、ディエップで彫られた、まだ誰のものでもない、まっさらの象牙の薔薇の十字架ひとつ。 ダメージはなく、非常にきれいな状態で残るデッドストックです。 象牙細工の小物と、アイボリーを含むアンティークジュエリーのページをご紹介しています。 ページの下の方からご覧下さい。 |
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象牙製のバチカンの内径、たて11mm、横4.5mm。 |
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薔薇の直径が12、3ミリなのに広げた花弁の高さが11ミリもあります。 |
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背面には、象牙の美しい縞目が出ています。 |
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