★NA180603 象牙のイエスの十字架 DIEPPE W14.2,D2.7,H29.6cm / 送料:宅配便送料無料(3万円以上) ◆ご注文方法はこちら◆ 象牙彫りのイエスが磔にされた黒い十字架は、フランスのノルマンディー地方の、かつては象牙工芸で栄えたディエップで彫られたものだと言います。磔刑のイエスは、たいていは茨の冠を戴いていますが、この茨の冠を持たないイエスは、胸に槍の傷跡もなく、表情は、とても安らかで、まるで気持ちよくうたた寝をしているかのよう。その不思議な安寧に取り込まれるようにしばし見惚れて、美しい横顔に誰もが気付かされることでしょう。 十字架はウォールナットを黒く塗装したものが使われています。贅沢な象牙を素材に、巧緻を極めた表現で世に出された彫刻は、現代では望んでも簡単には手に入らない、貴重な前世紀の小さな遺産といえそうです。1900年頃のフランス製。 吊り金具が付いていないので、おそらく木製の台に差し込む置き式の十字架だったのだと思います。吊り金具が必要でしたら無償でお付けしますので、ご注文時にお申し付けください。 イエスの左の指先が3本欠けています。手足を打つ杭が後年交換されたようです。十字架表面に傷や白い変色が見られます。 |
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十字架表面に傷があります。 |
イエスの指が3本欠けています。十字架表面に傷があります。 |
手足を打つ杭が後年交換されたようです。 |
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象牙工芸品を扱う商店。1905年頃のディエップ。 |
Antiques Truffle アンティークス トリュフ 京都市左京区鹿ケ谷西寺ノ前町66 カサブロンセ1F Tel/Fax 075-751-0937 www.antiquestruffle.com |
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