★A&C14161　アイボリーブローチ　若き王の肖像 51×51mm(10.7g) / ¥114,000.-〔税込み〕 本象牙〔品質保証書付き〕 送料：宅配便送料無料(3万円以上) ◆ご注文方法はこちら◆ ロココ様式の優雅な窓の中に現れる、冠をした若き青年。左手には十字架を持ち、右手に鳥を留まらせている。十字架はキリスト教世界を意味し、閉じた翼の長さから想像する大きな鳥は、権力を象徴する鷲ではないだろうか。衣装から考えて中世ヨーロッパの若き王の肖像と推測できる。髭のない、中性的な眼差しが王の若さと美しさを表現している。王の足元でフレームの始点を担うのはイルカの頭である。イルカは初期キリスト教で救済と復活を象徴し、古来から装飾に取り入れられてきた。 窓の中の森の木陰を思わせる背景の彫刻は、ドイツの町、エアバッハの職人たちが得意とした繊細な透かし彫り技法で、そこはかとなくシノワズリなムードも漂うものの、おそらくこちらも19世紀のエアバッハ製と思われます。ちょっと危ないほど外側に伸びたピン先もその時代を特定する手がかりとなっています。森の動物が描かれることが多いため、非常に珍しい肖像の象牙彫刻です。 ピン金具の根元の森の彫刻が欠損していますが、金具を取り付ける際にカットする必要があったようです。その他は、欠けやひびなど見られず、しっかりしたきれいな状態です。写真のケースは付属しません。 ページの下の方からご覧ください。
【アンティークリングなど、19世紀ヨーロッパのアンティークジュエリー】
Antiques Truffle　アンティークス　トリュフ　京都市左京区鹿ケ谷西寺ノ前町66　カサブロンセ1Ｆ　　 Tel/Fax 075-751-0937　www.antiquestruffle.com