211CH 黒の綴れ織の椅子 Lois ]W 推定年代・生産地ー19世紀・フランス W54,D61,H102,SH48cm / 送料:Cランク 【送料ページはこちらをクリックしてください】 昨年春の買付の際、オルレアンの町外れで見つけた、ルイ14世様式の豪奢な椅子。19世紀の手仕事による、すごいタピスリーが張られています。その店から帰りがけに階段を降りるとき、2階の隅っこに誇りをかぶって並んでいたこの3脚の椅子と目が合って、一目ぼれで買ったものです。うち1脚は、早くに修復を済ませ、ご紹介しましたが、残りの2脚は脚のダメージがひどく、どういう形で修復するのか、答えを見つけるまでに時間がかかってしまいました。脚の形状は復元したものの、強度的に持たないため、実質は補強の鉄脚で後部を支えています。いずれにせよ、タピスリーの耐久性も含めて実用にはデリケートにならざるを得ませんし、時折優しく腰掛ける程度に考えていただきたいと思っています。それでも、こうして手間暇掛けて修復する価値があると思わせてくれる、素晴らしいタピスリーです。 ちなみに残る最後の1脚ですが、修復には、まだまだ時間が要りそうです。 |
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背もたれの両角辺りに擦り切れが少々見られます。 |
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背もたれ中央部分。 |
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後部は鉄脚で支えています。 |
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背もたれ角の擦り切れ。 |
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柱の根元の鋲が1ヶ所丸鋲になっています。 |
反対側の柱。 |
虫喰い跡がいくらか見られます。 |
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脚先にはキャップをつけているので安全です。 |
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