MF20 神話レリーフのオーバーマントルミラー ホワイトペイント 推定年代・生産地ー19世紀後期・イギリス W127,H83,T8cm(約18kg) / sold 送料:Cランク 【送料ページはこちらをクリックしてください】 ひび割れた神話のレリーフとその両脇を支える柱。19世紀当時のアンティーク趣味といったところでしょうか。乾いた白の質感は、古代のギリシャ建築を思わせます。オーバーマントルミラーと呼ばれる、3つに仕切られた横幅の広い鏡は、かつて暖炉の上を飾るものでした。部屋の中心となる暖炉上に据えられた鏡は、身だしなみを整える目的のほかに、部屋に広がりを持たせるという意味あいもありました。鏡の上に描かれたのは、獅子を従えた神々の行進に、祝福を讃える天使たち。冬の夜長の暖炉の炎の上に浮かび上がった神話絵巻は、いつまでも家人の記憶に残ったことでしょう。白く埋もれて柔かに霞んだレリーフの、百年以上の年月の流れをそのままに現わしたともいえる自然な状態に、なぜか心癒されます。 暖かみのある艶消しの白のペイントは、のちに施されたものです。周囲を面取りした鏡は、3枚とも当時のオリジナルと思われるもので、古い鏡面の質感に、腐蝕点も少なくないですが、実用には、それほど気にならないと思います。アンティークミラー独特の深みを感じさせる映りです。 |
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真中の鏡の面積はW70×H47p。 |
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上部に並ぶ球状の飾りは、のちに取り付けられたもののようです。石膏のレリーフにはひび割れが見られますが、しっかり定着した状態です。 |
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背面を押さえる板に虫食い跡が多く見られます。 |
固定金具は、古いものが両サイドに計2個ありますが、これ単体で壁に固定する際は、これだけでは十分ではないと思いますので、補強が必要だと思われます。 |
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