56TH SINGER SEWING MACHINE
推定年代・生産地ー1891年・イギリス

W73,D41,H99cm /
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ブラックボディにゴールドの模様が美しい、ご存知SINGERのアンティークミシン。小ぶりなテーブル、編目状の脚、何よりバラの花束のデザインなど見所も多く、ディスプレイとしても目を惹くこと間違いなしです。ミシンを使えない私でも、憧れてしまうアンティークシンガーは、シリアルNO.から1891年の製造と分かる100年以上も昔の物。針やゴム輪などが無くなっているので、このままでは使用できませんが、足で踏むと滑らかに動作し、調整すればまだまだ働いてくれそうです。重厚な鋳鉄の質感と、繊細な意匠が同居したミシンから、どんな作品が仕上がるのか、想像するだけでもワクワクしてきます。

機械的には滑らかに稼動しますが、糸を通しての動作確認はしていません。針やゴム輪が無くなっており、現状渡しになりますので、このままでは使用できません。下糸巻きはビスやゴム輪が無く要調整です。100年以上も前のミシンとしては、全体にしっかりしており、アンティークの風合いのある、きれいな状態です。







テーブル下の引き出しは無くなっています。






重い方の脚にはキャスターが付いています。




THE SINGER MANFG.CO.
シャトルとボビン、糸で描いたSがデザインされています。




脚とおそろいの編目です。


シリアルNo.10600201。

The Singer Manufacturing Co.


バラの花束。





SINGERの文字も比較的きれいに残っています。

ボビンを挟んで使う、下糸巻きのゴムが無くなっているようです。手で回したところ、カムは回転しませんでした。要調整と思われます。
丸の位置のビスが無く、パーツが外れています。


左写真の丸の部分に取り付けるパーツ。


糸を掛けるバネも残っています。


針はありませんが、ネジはしっかり締まります。運針や送り歯なども稼動します。

糸は通していませんがバレットシャトルの動作も滑らかです。


スライドカバーに"PATENTED 1886"の刻印
シャトル、ボビン共問題なさそうです。

ミシンを倒す時のヒンジはしっかりしていますが、ボルト穴が広がって、ややがたつきます。テーブルと固定する、裏側のナットが片方無くなっていますが、ボルト自体が長く引っかかるので、特に問題はないと思います。


ボルト穴が広がっています。





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